衝撃的事実~元彼女の行く末とは~
ばばばばーん。
こんばんは、最近ショックなことがあった。
ある日、僕は携帯をいじってLINEを見ていた。
すると元彼女のつぶやき欄に元彼女の名字が書かれている。
ん。なに意味不明なことしとるんや。
そう思った私は、彼女の画面を開いた。
そこで衝撃の事実を目にする。
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名字が変わってる。
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そうなのだ。名字が変わっている。
しかもよく見ると写真も変わってるやないか。
どういうことや。男と女が着物でわろとる。わろ、わろ、笑っている。
僕は意味が分からなかった。
その元彼女をはるちゃんとしよう。
はるちゃんは2年前の彼女。
なんと奇跡的にはるちゃんから好意を持たれて、付き合うことになった人だった。
僕ははるちゃんが大好きだった。
僕が仕事で嫌なことがあったときも、仕事辞めたとしても、大好きと言ってくれた神様みたいな女の子だ。
僕ははるちゃんと結婚しようと決め、お互いに貯金をはじめていた。
しかし、突然別れは訪れる。
はるちゃんから私を振ってほしいといわれたんだ。
理由は仕事を今のところで頑張りたい。最初は仕事辞めて、結婚してどこででも働ければいいかと思ってたけど、自分の知らない土地に行って、したくない仕事は嫌。
それに私が仕事辞める前提が嫌。
はるちゃんは仕事が嫌だと言っていたし、こっちに移住する話もしていた。
しかし、一度決めたら、曲げないはるちゃん。
僕も説得することができずに別れた。
その当時流行っていた星野源とがっきーのドラマ。
「逃げるは恥だが、役に立つ。」
そこでバリバリのキャリアーウーマン役の石田ゆり子さんになぞらえて、
「私はゆりちゃんみたいに一生働いて、結婚もせんと思う。だから安心して」
そう、はるちゃんが最後に言った言葉だ。
そんなはるちゃんも結婚した。
最後に言った言葉が嘘かほんとかわからないし、
そんなはるちゃんが結婚したいと思えるような人だったのだろう。
どうしようもない虚無感に襲われながら、僕はまたジムで自分を追い込むのであった。
つづく。