婚活体験記第3回~看護師の小池栄子ちゃん編~【完結編】
「こんな店知らなかった。さすが年上、色んな店知ってるんだね。」
栄子がつぶやいた。
さかのぼること3日前、
いきなり鳴ったLINE、誰かだろうと見てみるとなんと栄子だった。
「今日は楽しかった。またご飯行こうね^^」
おっ、これは、なんと、、、、脈が復活したーーーーーーーーー!!!!
奇跡からの生還である!!
駆け引きが嫌いな私は間髪入れずこう返信した。
「次の土曜日空いてる?行きたい店があるんだけど」
「ここ行ったことない。ここにしよう。」
「了解!では土曜日に」
栄子との話が弾む、
運ばれてくる料理もとてもおいしい!!
「こんな店知らなかった。さすが年上、色んな店知ってるんだね。」
栄子がつぶやいた。
僕は会計を済ませ、二人は車に乗り込んだ。
カフェ行って、話の続きをしようと思い、
「このあとどこ行く?」
と聞いてみた。
すると・・・・・・・・・・・・
「ホテル行く???」
ほ、
ほ、
ほてる・・・・・・!?!????
僕がだまりこくっていると
「変なことするわけじゃないし」
と栄子の力強い後押しもあり、僕らはホテルに行った。
ホテルに着くなり、栄子はシャワーを浴びに行った。
胸も期待も最高潮に達した僕は迷走した。
いや違う、「瞑想」していた。
これから幸運が訪れることを必死に願いながら瞑想を続けていた・・・・。
10分後・・・・
バスローブ姿の栄子が出てきた。
スタイル抜群の栄子。
長くてむちむちした足がチラチラ見える。
もちろん生足だ。
ボルテージの上がった僕の横に座った栄子は
なんと
なんと
なんと
スラムダンクを見始めた!!!!!
スラムダンクと言えば、男の子の教科書。今や少年ジャンプの古典とも呼ばれている名作で男女ともに非常に人気のある作品だ。
私自身もスラムダンクに文句を付けるつもりはさらさらない。
・・・・・・・・・・・しかし、、、、、、、、、
なぜ・・・・・・・・・・・
なぜ、いまなんだあーーーーーーーーーーー!
3話くらい過ぎただろうか。
僕の心と体のボルテージは限界をとっくに突破し、噴火寸前だった。
「私はスラムダンク見てるし、なんもするつもりないよ。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
そんなやり取りを交わしながら、栄子の攻撃を見事かわしきった私は
無事ベッドという砂漠のオアシスへたどり着いた。
僕はスタイル抜群な栄子と複数回遊んだ後、仲良く解散した。
その後、栄子とは付き合うことはなかった。
この1件で調子が良くなった私はまた新たな出会いを求め、婚活という終わりなき旅に出かけて行くのであった。
つづく。